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「新約聖書」読書感想文 - 書評あれこれ~

あらすじ 「新約聖書」読書感想文 読書感想文

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新約聖書

小型新約聖書 新共同訳


新約聖書

「新約聖書 新共同約」日本聖書協会


引用された回数では、他の書物を抜いて群を抜く、
世界で最も読まれた本に選ばれた一冊。
新約聖書はイエスの言行を収録。
最初から書かれたものではなく、
イエスが話した言葉を後から記録している、
という点で「論語」と同じ様に、
イエス自身の生命力が伝わってきます。

《何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。
 そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
 だから、明日のことまで思い悩むな。
 明日のことは明日自らが思い悩む。
 その日の苦労はその日だけで十分である。》P11

 「明日のことを思い悩むな」
 非常にシンプルで月並みかと思えてしまうことばですが、
 何故か深遠さを感じてしまう一節。

《求めなさい。そうすれば、与えられる。
 探しなさい。そうすれば、見つかる。
 門をたたきなさい。そうすれば開かれる。
 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、
 門をたたく者には開かれる。
 パンを欲しがる子供に、石を与えるだろうか。
 魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。》P11

 あまりに有名な一説。
 現代にもそのまま通じる、
 むしろインターネットで情報が普及した現代だからこそ、
 一層この言葉の意義が輝きを増す。
 まるで現代の時代を予見していたのではないかと、思わせる一説。

《「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じている。
 しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。
 だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。
 あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、
 上着をもとらせなさい。だれかが、一ミリオン行くように強いるなら、
 一緒に二ミリオン行きなさい。
 求めるものには与えなさい。あなたから借りようとする者に、
 背を向けてはならない。》P10

「目には目を、歯には歯を」という一節は、
 古代の刑罰の方法だったと記憶しています。
 つまり、相手の目を傷つけたものには同じ目を、
 歯を傷つけたものには歯を傷つけることを刑罰とするというものです。
 何か信仰とは無縁の世知辛いような気もしますが、
 イエスはむしろそれを、無抵抗主義のように捉えている。

 世界で最も読まれた本、引用された回数でも群を抜いている本というだけあって、
 ざっと目を通しただけではなかなかその言葉の深さの理解には到底及びませんでした。。
 有名な一説ではその言葉の深さ、緊張感を味わうことが出来たのですが、
 やはり、まだまだ「もっと何かある」と思ってしまう。
 イエスの言葉は何故か、同じ人間とは思えない、
 何か包み込んでしまうような深遠さを感じる。
 だからこそ、「世界で最も読まれた本」なのかなと沸々と感じました。
 





 
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