吾輩は猫である(夏目漱石著)人間的限界を超えた存在の猫 - 書評あれこれ~

あらすじ 吾輩は猫である(夏目漱石著)人間的限界を超えた存在の猫 読書感想文

このエントリーをはてなブックマークに追加

解説あらすじ・読書感想文・解説

吾輩は猫である (岩波文庫)

文学名著

解説

夏目漱石著「吾輩は猫である」岩波文庫

《心配せんのは、心配する価値がないからではない。いくら心配したって法が付かぬからである。
 吾輩の場合でも三面攻撃は必ず起こらぬと断言すべき相当の論拠はないのであるが、
 起こらぬとする方が安心を得るに便利である。
 安心は万物に必要である。
 吾輩も安心を欲する。よって三面攻撃は起こらぬと極める。》P205

 読んだ本の解説で、
 《人間に人間的会話、思考、観察をさせるのではいかにもありふれている。
 たちまち人間的限界に突き当たってしまう。
 これに対し人間ではないものに託して語らせ、行動させれば、
 易々と人間的限界を超えることができる。》
 とありました。
 《心配せんのは、心配する価値がないわけではない。
 心配したって法が付かぬからである。》
 というのは全くその通りですが、
 実際に実行出来るかというと、なかなか実行出来ません。
 その壁を平然と越えてしまう猫は、
 正に人間的限界を越えた、超越的存在だと思いました。
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加


書評あれこれ~

書評記事おすすめ
世界文学名著おすすめ日本文学名著おすすめ

コメント
非公開コメント

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © 書評あれこれ~ All Rights Reserved.