吾輩は猫である(夏目漱石著)エピクタスを上から叩きつける学者の家の猫 - 書評あれこれ~

あらすじ 吾輩は猫である(夏目漱石著)エピクタスを上から叩きつける学者の家の猫 読書感想文

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解説あらすじ・読書感想文・解説

吾輩は猫である (岩波文庫)

文学名著

解説

夏目漱石著「吾輩は猫である」岩波文庫

《こういう事件に関しては主人はむしろ無頓着でかつ余りに銭がなさ過ぎる。
 迷亭は銭に不自由はしないが、あんな偶然童子だから、
 寒月に援けを与える便宜は尠かろう。
 して見ると可愛そうななのは首揺りの力学を演説する先生ばかりとなる。
 吾輩でも奮発して、
 敵情へ乗り込んでその動静を偵察してやらなくては、あまり不公平である。
 エピクタスを読んで机の上へ叩きつける位な学者の家に寄寓する猫で、
 世間一般の痴猫、愚猫とは少しく撰を殊にしている。》P117

 「世間一般の痴猫、愚猫とは少しく撰を殊にしている。」と、
 学者の家にいる猫だから、一般の猫とは違うという、
 上から目線が何とも面白いです。。
 前置きで「エピクタスを読んで机の上へ叩きつける位な学者の家」と、
 入れているところが嫌味な感じを和らげてかつ、ユーモアが醸しだされています。
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