ハムレット(シェイクスピア)オフィーリアを死なせてしまった無念さと自責の念 - 書評あれこれ~

あらすじ ハムレット(シェイクスピア)オフィーリアを死なせてしまった無念さと自責の念 読書感想文

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解説あらすじ・読書感想文・解説 シェイクスピア著 福田恆存訳「ハムレット」新潮文庫

レイアーティーズ
《亡骸を埋めろ!
 その穢れのない美しい体から、すみれの花を咲かせてくれ!(柩が墓穴のなかにおろされる)
おい、情けしらずの坊主、きさまが地獄でのたうちまわっているとき、
おれの妹は天上で天使になっていようぞ。》

ハムレット
《なにオフィーリア!》

 ハムレットがイギリスからデンマークに帰国後、
墓穴のなかに柩を降ろす道化達を目撃する。
レイアーティーズから柩の中に入っているのは、
オフィーリアであることを知らされた時のハムレットの文章。

ハムレット
《待て、これだけは黙って引き込めぬ、おれの目の黒いうちは。》


《ハムレット、何をそんなに?》

ハムレット
《オフィーリアを想う心の深さ、実の兄が何人集まろうと、引けはとらぬ……
オフィーリアのために、きさま、何が出来るというのだ?》

 ハムレットはイギリスに出国する前にオフィーリアに対して、

 「行け、尼寺へ」

 という台詞を告げて、オフィーリアを突き放した。
 しかし、この言葉の真意は前王を殺害した叔父である現在の王への復讐をはらすために、
その腹の中を他人に読まれないため、敢えて狂気を演じるために放った台詞なのだと思います。

「オフィーリアを想う心の深さ、実の兄が何人集まろうと、引けはとらぬ……
オフィーリアのために、きさま、何が出来るというのだ?」

 という台詞からオフィーリアを死なせてしまった、
ハムレットの無念さと自責の念が伝わってくるような気がします。

ハムレット

ハムレット (新潮文庫)


シェイクスピア


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