何故私は「読書」をするのだろう?--私が読書をする理由⑥ーー社会の縮図を学ぶ - 書評あれこれ~

あらすじ 何故私は「読書」をするのだろう?--私が読書をする理由⑥ーー社会の縮図を学ぶ 読書感想文

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解説あらすじ・読書感想文・解説 佐藤優著「読書の技法」東洋経済新報社に「文学、小説を読む事は社会の縮図を知ることである」という文章がありました。

読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門



「社会の縮図」を事前にしっておく事で現実に対するタフさを身につけるために私は「読書」をしているのではないかと思います。

 例として夏目漱石著「こころ」新潮文庫から、"先生"が"私"に対して、「叔父が財産を誤魔化していた事実を告白するシーン」を挙げたいと思います。

こころ (新潮文庫)



《一口でいうと、叔父は私の財産を胡魔化したのです。事は私が東京へ出ている三年間の間に容易く行われていたのです。凡てを叔父任せにして平気でいた私は、世間的に云えば本当の馬鹿でした。世間的以上の見地から評すれば、或いは純なる尊い男とでも云えましょうか。私はその時の己を顧みて、何故もっと人が悪く生れて来なかったかと思うと、正直過ぎた自分が口惜しくって堪りません。》

 信頼していた叔父が財産を誤魔化していた事実を知った"先生"の「自責」の念がひしひしと伝わってきます。
 このような「社会の縮図」を知ることで、同じような現実の事態に自身が遭遇しても、現実に対して冷静に対応する事が出来ます。
 また、同じような境遇の人間の気持を理解出来るようになれるのではないかと思います。

 
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