すぐに使える書評集~藤原正彦著「若き数学者のアメリカ」より① - 書評あれこれ~

あらすじ すぐに使える書評集~藤原正彦著「若き数学者のアメリカ」より① 読書感想文

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解説あらすじ・読書感想文・解説 ~読んだ本の中で見つけた、実際に使える名言、名文を紹介します。

藤原正彦著「若き数学者のアメリカ」新潮文庫

若き数学者のアメリカ (新潮文庫)

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《多くの者は、世の中の大きな流れにあえて逆らおうとはせず、そうかといって流れに乗って勢いよく泳ぐでもなく、ただ、流れに身を任せてあぶくのようにプカプカ浮かんでいる。こうした一見虚無的とさえ言える若者たちは、一体、何を考えているのだろうか。彼らはプカプカと浮かんでいるので何も思考していないかのように見えるが、実はそうではない。むしろ、何も抵抗もせずに浮かんでいるからこそ自由に考え悩むことが出来るのかもしれない。》P309

アメリカの巨大さに圧倒されて自信喪失気味になっていた著者が、

改めてアメリカと言う社会を俯瞰して見直した時の一文。

 世の中の多くの人々は結局、努力しているのではなく、

ただ単に世の中の大きな流れにプカプカと浮かんでいるに過ぎない。

 そう思うと自分が世間から大きく引き離されたとしても、

世の中の人が優れているのではなく、ただ単に大きな流れにのっているだけ!

と思えると、世の中の流れに乗れない自分に対して

自責の念にかられる必要もないなと思えるきっかけになった一文。 
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