「超勉強法」 - 書評あれこれ~

あらすじ 「超勉強法」 読書感想文

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解説あらすじ・読書感想文・解説  野口悠紀雄著「超勉強法」を読みました。「全体の俯瞰図を得てから細部を理解する」という考え方を軸に効率的に勉強を進めるためのノウハウが述べられています。 

《第一の理由は、人間が体系を理解する場合の効率性にある。個々の部分を積み上げて全体を把握するより、最初に全体の鳥瞰図を得るほうが、理解しやすい。ある文を個別に取り出すと意味が分りにくくとも、文脈によって理解できる場合が多い。つまり周囲との関係や全体の中での位置づけを把握することにより、理解するのである。全体を押えていれば、各部分の位置づけは、よくわかる。》P114

 本書に書いてある勉強法の、極意が書いてある文章だと思いました。「超勉強法」というのはつまるところ、「細部から全体」ではなく「全体像をつかんでから、細部を理解する」という方法なのだと思います。

《ここでのポイントは、理解できない箇所があっても、拘泥せずに進むことだ。内容を理解するというより、むしろ何がどこに書いてあるかを知るために読む。》P113

 「理解」というのは、何度も反復して読み返して出来るものだと思います。理解出来ない場所が会っても飛ばして読むというのは多くの文章を読むテクニックとして重要なのだとおもいました。

《このレベルの速読では、パラグラフ(段落)ごとにまとめて「見る」。ここで「見る」というのは、いちいちの言葉を辿って「読む」のでなく、ある範囲を一覧しているという意味である。必ずしも最初から読んでいる訳ではない。場合によっては、パラグラフのうしろから見てもよい。目線はジグザグに動く。》P120

 文章全体の俯瞰図を得るためにまず文章をイメージとして「見る」必要があると述べています。本はつまるところ、後に活用出来るような「自分に食い込んだ文章を探す」ことが重要なのだと思います。絵画などと同じように、文章も読むのではなく「感じ取る」ものなのではないかと最近思うようになりました。

 国語、数学、受験と多種多様な勉強の方法について述べられていますが、要点は「全体を把握してから細部を知る」という一言に尽きると思いました。
 著者の「超~法」シリーズは好きで他の本もよく読んでいるので、この本は他の本の要点をまとめたような本に感じた。
 一冊で著者のノウハウの全体像を把握出来るという点ではいいかもしれないが、個人的には寄せあつめのようで物足りなさを感じました。本書の中でも「全体像を知る事の大切さ」を述べているので、著者の「超~法」シリーズの全体像を知るのには適した本なのではないかと思いました。
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