夢十夜(第四夜) - 書評あれこれ~

あらすじ 夢十夜(第四夜) 読書感想文

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解説あらすじ・読書感想文・解説 夏目漱石著「夢十夜(第四夜)」新潮文庫

(あらすじ)
 爺さんが子供に「手拭いを蛇に変えてやる」と言って、肩に掛けた箱に手拭いを入れて笛を拭き始める。やがて、爺さんは真直歩きだし、とうとう河の岸に着くとそのまま河の中に入り始める。さすがにここで止まると思いきや、爺さんはそのまま河に入っていき、やがて見えなくなってしまう。向こう岸から出てくるかと思い、子供は何時までも待っていたが、結局爺さんは上ってこなかった。
 「今に見せてやる、今に見せてやる」と云いながら、当然手拭いは蛇になる筈もない。河の中に入ってそのまま出てこないまま爺さんは一体どうなったのか?後が気になるところ。
 漱石が生きた当時、文明開化の世の中で人々が西洋の文化を疑いも無く、阿呆の様に受け入れていく所を、手拭いが蛇に変わる筈もないのにひたすら待ち続ける子供に比喩したのか?河に入ったまま戻らない爺さんを日本の将来としたのか?
 何とも不思議な感じがする作品でした。

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