書店は何故、対面で提案しない? - 書評あれこれ~

あらすじ 書店は何故、対面で提案しない? 読書感想文

このエントリーをはてなブックマークに追加

解説あらすじ・読書感想文・解説  7月19日の東京新聞で、ネット書店等の台頭で厳しい経営を迫られている、小規模書店の取り組みが紹介されていました。店舗側から本の魅力を客側に提案する新たな取り組みが書かれています。

《店は世田谷区北沢の下北沢の下北沢駅南口近くのビル二階で、広さ約百平方メートル。主要雑誌をそろえるほか、分野別とは異なる独自の視点で五千冊ほどの新刊書籍を並

べる「文脈棚をつくり、本の魅力を提案する。」》

 以前、ワインのソムリエのように来た客の要望に合わせて本を提案する「本のソムリエ」と呼ばれる「読書のすすめ」という本屋さんが話題になったことがあります。
 確かに本と云うのは読む人一人一人に合わせて、見方、感じ方が異なるためその人に合った本を提案してもらえるというのは便利だと思います。
 ワインや洋服、電化製品では販売員が接客してその人にあった品物を提案するというスタイルが珍しくありません。しかし何故本はスーパー、コンビニのように購入者側が

棚から必要な物を選んでいくという方式のままだったのでしょうか?
 その理由としてはやはり、「本は読まなければならないもの」という考えが消滅しているからではないかと思います。 
 例えば大学生になったら古典的名著(二ーチェ等の哲学的なものから、夏目漱石等の文学等)を読まなければならないという意識は皆無だと思います。
 昔のように「大学生ならこのような本は読んでいるのが一般的」という風潮なら、わざわざ店舗側から提案するまでもなく、購入者側が回りからの指導や周囲の雰囲気から

読むべき本を自ら選びだすことが出来たのだと思います。
 ところが、「本は読まなければならないもの」という風潮が消えていく中で、必然的に「何を読んだらいいか」という情報が周囲から入りにくい状況になったことで、本を

販売する側が購入側に合った本を提案していく必要性が出てきたのではないかと思います。

7月19日 東京新聞 31面総合 新装「街の本屋」
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加


書評あれこれ~

書評記事おすすめ
世界文学名著おすすめ日本文学名著おすすめ

コメント
非公開コメント

トラックバック
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます 
Copyright © 書評あれこれ~ All Rights Reserved.